雑貨やカフェの関係者のあいだでよく語られるこの映画。 小林聡美もいいが、片桐はいり、もたいまさこ の静かだが個性的な役者がいい味だしてます。 フードコーディネーター(フードスタイリスト?)の飯島奈美さんが料理を手がけた。 僕も好きです、この映画。 フィンランドのヘルシンキで日本食堂を経営しているサチエは、図書館で知り合ったミドリを食堂のスタッフに迎える。 お客は、日本アニメおたくの青年しかいない店にボチボチ人が集まるように。 悩みをかかえたフィンランド人、荷物が出てこなくなって困っている日本人など、個性的なお客さんたちが、かもめ食堂に集まり、サチエたちの温かな心がこもった料理でなごやかな気持ちになっていく。 れっきとした日本映画だが、オールフィンランドロケで、現地スタッフや役者も参加して作り上げた日本とフィンランドのコラボ映画。 あせらずマイペースなサチエに小林聡美がピッタリ。 また「かもめ食堂」の北欧風のインテリア、シナモンロールやおにぎりなどのお料理もおいしそうで、ビジュアルも十分に楽しめる。 国境を超えた人間関係をオシャレで心温まるヒューマンドラマに仕上げたのは『恋は五七五』でおなじみの荻上直子監督。



2011-02-15

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